予防接種(自費価格表) Medical

ウイルスに対する有効な治療薬はない!

現在の定期接種にはウイルス性疾患が多く含まれています。ほとんどのウイルスに対しては特効薬がありません。そのため、ウイルスに対抗する唯一の手段が予防接種(ワクチン)です。是非、小児科学会で推奨されている適切な予防接種を行い、適切な武器をお子さまに用意してウイルスに対抗するようにしましょう。

定期(公費)予防接種は全て予約無しで接種可能です。

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)推奨

HPVワクチンはがんを予防できる非常に有用な予防接種です。
小学校6年生から公費で打つことができます。当クリニックは子宮頸がんワクチンを積極的に接種しております。ご質問や相談も随時承りますので医師・スタッフまでお伝えください。
高校1年生の9月頃までに開始しないと公費での接種が終了できないため、ご希望の方はお早めにご検討ください。

9価HPVワクチン接種開始

定期接種でない方は自費接種(1回 税込み28,000円)になります。
非常に高価なワクチンですが、子宮頸がんの高リスク群のHPVを90%弱カバーできます。
(4価のガーダシルは65%です。)
より高い効果のワクチンをお考えの方はご検討ください。

定期接種

実施内容推奨されている回数推奨されている接種時期
Hib (ヒブ)4回 2・3・4か月、1歳
小児肺炎球菌(プレペナー)4回2・3・4か月、1歳
ロタウイルス (生)2回または3回
(製品により異なります)
初回は2か月
四種混合(DTP-IPV)4回3・4・5か月、1歳
BCG (生)1回5か月
B型肝炎3回2・3か月
2回目から4-5ヶ月空けて
麻しん・風しん (MR) (生)2回1歳、幼稚園・保育園の年長
水痘(生)2回1歳
1回目から3ヶ月以上空けて2回目
日本脳炎4回3歳で2回
4歳、9-12歳で1回
二種混合1回11-12歲
HPV (ヒトパピローマウイルス)3回1回目:小学校6年生~高校1年生の女子
2回目:1回目の1ヶ月後
3回目:1回目の6ヶ月後

※生ワクチンは(生)のマークをつけています。他は全て不活化ワクチンです。

任意接種

おたふく風邪ワクチンは2回接種が推奨されています。
特に、合併症の難聴は重度で1000人に1人の割合で合併すると言われています。
この難聴は治療不能のためワクチンでしっかり予防しましょう。

実施内容推奨されている回数推奨されている接種時期
おたふく風邪 (生)2回初回:1歳
2回目:MRワクチン2回目と同時接種
インフルエンザ每秋
成人肺炎球菌65歳以上5年ごと
※自治体からお知らせがあります
A型肝炎3回1歳以上
初回から2-4週後、2回目から半年後
破傷風1967年以前に出生した方
屋外での怪我の際に接種推奨
狂犬病狂犬病発生地域への渡航
犬に噛まれた後

※生ワクチンは(生)のマークをつけています。他は全て不活化ワクチンです。
A型肝炎、破傷風、狂犬病ワクチンは予約制です。ご希望の場合はお問い合わせください。ワクチンを取り寄せ後の接種になりますので余裕を持ってご連絡いただけますようお願いします。

価格表

小児定期接種

北区住民の方に関してはおたふくワクチンは1回に限り3,500円の助成が利用可能です。
自己負担は差し引き500円で接種可能です。

三種混合、不活化ポリオは要予約になります。
接種をご検討の方はクリニックまでご連絡ください。

実施内容価格(税込)
水痘(水ぼうそう)7,000円
麻疹風疹(MRワクチン)9,000円
おたふく4,000円
BCG7,000円
ロタリックス(ロタウイルス1価)13,000円
ロタテック(ロタウイルス5価)9,000円
Hibワクチン7,000円
小児肺炎球菌(プレベナー)9,000円
四種混合(テトラビック)10,000円
B型肝炎 10歳未満3,000円
B型肝炎 10歳以上6,000円
日本脳炎5,500円
二種混合(DT)3,000円
三種混合(トリビック)4,000円
不活化ポリオ8,000円
子宮頸癌ワクチン (HPVワクチン)16,000円
新型コロナワクチン(ファイザー:オミクロン株1.5XBB対応)16,500円

定期接種以外のワクチン

狂犬病、A型肝炎ワクチン、シングリックスは要予約になります。
接種をご検討の方はクリニックまで後連絡ください。

実施内容価格(税込)
成人肺炎球菌7,000円
A型肝炎7,000円
狂犬病(ラビピュール)15,000円
シルガード9 (9価HPVワクチン)28,000円
シングリックス (帯状疱疹ワクチン)22,000円

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金 尚英

執筆者

金 尚英KIN NAOHIDE

副院長

赤羽小児科クリニックの副院長、金 尚英(きんなおひで)です。私自身、二児の父親として子育てに奮闘する毎日を送っております。
その実体験を活かしながら、皆様のホームドクターとして、信頼に応えられるようこれからも学び続け、成長してまいります。
必要な時にいつでも頼れる存在として、ちょっとした体調の不安や育児のお悩みなども、ぜひお気軽にご相談ください。

所有資格

  • 2011年 日本大学医学部医学科 卒業
  • 2011年4月〜 川口市立医療センター 初期臨床研修(小児コース)
  • 2013年4月〜 日本大学医学部小児科入局 附属病院にて後期研修
  • 2015年4月〜 あしかがの森足利病院へ医局派遣
  • 2015年10月〜 沼津市立病院へ医局派遣
  • 2016年10月〜 都立広尾病院へ医局派遣
  • 2020年4月〜 赤羽小児科クリニック 副院長就任