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最新更新日: 2026年3月13日

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赤羽・北区で子どもが発熱したら|当院の発熱外来と夜間・休日の相談先

赤羽・北区で子どもが発熱したら|当院の発熱外来と夜間・休日の相談先

小児科 執筆:金尚英(日本小児科学会認定小児科専門医・日本アレルギー学会認定アレルギー専門医) │ 最終更新 2026.8.15 結論平日の日中にお子さんが発熱したら、当院の発熱外来(赤羽駅西口 徒歩3分・完全予約制/電話 03-3905-1666)へお電話ください。夜間・休日で受診を迷うときは、小児救急でんわ相談「#8000」(東京都では「#7119」)が使えます。ただし、呼吸が苦しい・けいれん・意識がおかしい・ぐったりしているときは、相談を待たずに救急へ。大切なのは熱の高さより、お子さんの様子です。 当院の発熱外来(赤羽駅西口 徒歩3分) 当院では、発熱・かぜ症状のお子さんのための発熱外来を設けています。感染対策のため、一般の診療とは時間や動線を分けてご案内しています。 まずお電話を完全予約制です。受診の前に 03-3905-1666 へお電話ください。毎日8時30分から受付を開始しています。 スマホ問診でスムーズにユビーによるスマートフォン問診を済ませておくと、来院時の流れがスムーズです。 土日の午前も診療平日に加え、土曜・日曜の午前も診療しています。平日に受診しにくい方もご相談ください。 熱の高さより「お子さんの様子」 受診を判断するとき、熱の高さそのものより大切なのは、お子さんの様子です。40℃でも比較的元気な子もいれば、38℃でもぐったりしている子もいます。水分がとれているか・機嫌や眠り・呼吸の様子をあわせてみてあげてください。発熱の考え方や家でのケアは、子どもの発熱|原因・受診の目安・家でのケアと受診の目安もあわせてご覧ください。 すぐ受診・救急が必要なサイン すぐ救急・相談呼吸が苦しそう(肩で息をする・胸やのどがへこむ)/けいれんが起きた・止まらない/呼びかけへの反応が鈍い・意識がおかしい/唇や顔色が悪い/水分がとれずぐったりしている/生後3か月未満の発熱。ためらわず救急車(119)や救急外来を。 早めに受診高熱でつらそう/水分がとりにくい/機嫌が悪く元気がない/基礎疾患(ぜんそく・心臓や腎臓の病気など)がある。翌日を待たず、当院や近隣の医療機関へご相談を。 家でケアしながら様子を熱はあるが水分がとれていて、あやすと反応があり眠れている。多くは数日で回復に向かいます。 夜間・休日に迷ったら|まず電話で相談を 夜間・休日に受診すべきか迷ったときは、電話で相談するのがおすすめです。窓口の選び方には、大きく2つあります。 様子をみてよいか迷うとき|#8000・#7119「受診すべきか、様子をみてよいか」をまず相談したいときは、小児救急でんわ相談「#8000」(東京都では救急相談センター「#7119」)で、医師・看護師に電話相談できます。#8000は全国、#7119は24時間対応です。 受診しようと考えているとき|行こうとしている病院へ直接すでに受診を考えているなら、実際に行こうとしている近隣の病院へ直接電話するほうが、その日の体制もふまえて、より具体的に判断してもらえます。緊急性がなく、自宅で待てそうで、受診しても大きなメリットがないときは、「今夜は様子をみて大丈夫」と教えてもらえることもあります。 夜間・休日の受診の判断は、夜間・休日の発熱|救急を受診すべき危険なサインもあわせてご覧ください。 近隣で小児の救急に対応する医療機関(まず電話を) 夜間・休日に小児の救急に対応している、赤羽周辺の医療機関の例です。受診を考えているときは、行こうとしている病院へ直接電話し、症状を伝えて相談してください。その日の体制もふまえて、受診の要否まで含めて判断してもらえます(緊急性がなく自宅で待てそうなときは、受診しなくてよいと教えてもらえることもあります)。診療体制はその日により変わるため、受診の前に必ず電話で確認を。 板橋中央総合病院(板橋区)赤羽から近い救急対応の総合病院です。小児の受け入れ可否は日によって異なるため、事前にご確認ください。 東京北医療センター(北区)北区内の総合病院で、救急に対応しています。受診前に電話で確認を。 博慈会記念総合病院(足立区・西新井)赤羽から通いやすい救急対応の病院の一つです。小児の対応可否は事前にご確認ください。 当院でよくある質問 Q発熱外来は予約が必要ですか?当院の発熱外来は完全予約制で、事前のお電話(03-3905-1666)が必要です。毎日8時30分から受付を開始しています。ユビーによるスマートフォン問診を済ませておくと、来院時の流れがスムーズです。感染対策のため、発熱・かぜ症状のお子さんは一般の診療と時間や動線を分けてご案内しています。 Q夜間や休日に子どもが発熱したら、どこに相談すればいいですか?様子をみてよいか迷うときは、小児救急でんわ相談「#8000」(東京都では救急相談センター「#7119」)で医師・看護師に電話相談できます。一方、すでに受診を考えているときは、実際に行こうとしている近隣の病院へ直接電話するほうが、その日の体制もふまえて具体的に判断してもらえます。緊急性がなく自宅で待てそうで、受診しても大きなメリットがないときは、様子をみて大丈夫と教えてもらえることもあります。ただし、呼吸が苦しそう・けいれんが起きた・意識がはっきりしない・ぐったりして反応が鈍いといったときは、相談を待たずに救急車(119)や救急外来を利用してください。 Q熱が高いほど危険なのですか?必ずしもそうではありません。大切なのは熱の高さそのものより、お子さんの様子です。40℃でも比較的元気な子もいれば、38℃でもぐったりしている子もいます。水分がとれているか、機嫌や眠り、呼吸の様子をあわせてみてあげてください。判断に迷うときはご相談ください。 Q生後3か月未満の赤ちゃんが発熱したときは?生後3か月未満の赤ちゃんの発熱は、重い感染症が隠れていることがあるため、様子をみずに早めに受診・相談してください。夜間・休日であっても、#8000などに相談し、必要と判断されれば救急を受診してください。 あわせて読みたい 子どもの発熱|原因・受診の目安・家でのケア 子どもの熱、何度で病院に行く?受診の目安 夜間・休日の発熱|救急を受診すべき危険なサイン ご予約・ご相談 赤羽・北区でお子さんの発熱にお困りのときは、当院の発熱外来へお気軽にご相談ください(完全予約制)。 WEB予約 03-3905-1666 LINE 参考文献・出典 1厚生労働省 上手な医療のかかり方. 子ども医療電話相談(#8000).公式サイト 2東京消防庁. 救急相談センター(#7119).公式サイト 本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。診療体制・相談窓口の内容は変わることがあります。受診の前に各医療機関・相談窓口へご確認ください。緊急時はためらわず救急車(119)をご利用ください。

子どものインフルエンザ|流行はいつから?症状・受診の目安・ワクチン

子どものインフルエンザ|流行はいつから?症状・受診の目安・ワクチン

小児科 執筆:金尚英(日本小児科学会認定小児科専門医・日本アレルギー学会認定アレルギー専門医) │ 最終更新 2026.8.12 結論インフルエンザは近年、流行の始まりが早まっています。昨シーズンは例年より1か月以上早く9月ごろから流行し、当院のある赤羽周辺でも、2026年の夏にすでにインフルエンザ(A型)のお子さんがみられています。急な高熱と全身のだるさが特徴で、多くは数日で回復しますが、けいれん・意識がはっきりしない・呼吸が苦しいときはすぐ受診してください。10月のうちの早めのワクチンと、高熱時の異常行動への注意が大切です。 今シーズンの流行状況(2026年8月時点) インフルエンザは冬の病気という印象がありますが、近年は流行の始まりが早まっています。昨シーズン(2025〜2026年)は、例年(11〜12月ごろ)より1か月以上早く、2025年9月ごろから流行が始まりました。これは近年でも特に早い立ち上がりで、A型(A/H3N2、いわゆるA香港型)の新しい変異株が広がったことが主な原因でした。 全国の統計では、2026年8月の時点では、まだ本格的な流行の時期には入っていません。ただし、流行の始まりには地域差があり、統計に表れるより早く、外来で増え始めることがあります。実際に、当院のある赤羽周辺でも、2026年の夏の時点で、連日数名のお子さんがインフルエンザ(A型)と診断されています。今シーズンも早い時期から流行が広がっていくと考えており、どの型が主に流行するかはこれからの状況によりますが、早めのワクチン接種の準備をおすすめします。 インフルエンザとは・かぜとの違い インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です。ふつうのかぜが、のどの痛みや鼻水などから比較的ゆっくり始まるのに対し、インフルエンザは急な高熱(38〜40℃)とともに、強いだるさ・関節や筋肉の痛み・頭痛といった全身の症状が出やすいのが特徴です。潜伏期間は1〜3日ほどで、A型・B型があり、毎年少しずつ形を変えながら流行します。 症状と経過 急な高熱・全身症状38〜40℃の熱が急に出て、強いだるさ・関節痛・頭痛を伴います。小さいお子さんでは不機嫌・食欲低下として出ることもあります。 せき・鼻水・のどの痛み呼吸器の症状も出ます。熱が下がったあとも、せきがしばらく残ることがあります。 おなかの症状とくにB型では、吐き気・下痢・腹痛などおなかの症状を伴うことがあります。 多くのお子さんは、熱が2〜3日続いたあと、およそ1週間ほどで回復します。一方で、熱性けいれん・肺炎・中耳炎、まれにインフルエンザ脳症などを合併することがあり、次のサインには注意が必要です。 受診の目安・重症化のサイン すぐ相談・救急けいれんが起きた/呼びかけへの反応が鈍い・ぼんやりして目を合わせない/意味のわからないことを言う・こわがってあばれる(異常な言動)/呼吸が苦しそう・顔色が悪い/水分がとれずぐったりしている。これらはインフルエンザ脳症などのサインのことがあり、ためらわず受診・救急を。夜間・休日は#8000や近隣の救急病院に電話でご相談を。 早めに受診高熱でつらそう/水分がとりにくい/基礎疾患(ぜんそく・心臓や腎臓の病気など)がある/生後間もない・低月齢の赤ちゃん。診断や治療のため早めの受診を。 家でケアしながら様子を高熱はあるが、水分がとれていて、あやすと反応があり眠れている。多くは数日で回復に向かいます。 家でのケア 水分をこまめに高熱で汗をかき、水分が失われます。麦茶・経口補水液・スープなどを少しずつこまめにとらせてください。 休息と加湿無理に登園・登校させず、体を休めます。空気が乾くとのどがつらいため、加湿も役立ちます。 解熱剤は種類に注意子どものインフルエンザで使える解熱剤はアセトアミノフェンです。市販薬の中には子どもに使えない成分(アスピリンなど)もあるため、自己判断で使わずご相談ください。 熱があるときの過ごし方や解熱剤については、熱があるとき家でできるケアと解熱剤の使い方もあわせてご覧ください。 抗インフルエンザ薬について インフルエンザには、ウイルスの増殖を抑える抗インフルエンザ薬があります。オセルタミビル(内服)、ザナミビル・ラニナミビル(吸入)、バロキサビル(内服)などがあり、発症からおよそ48時間以内に使うと、熱の続く期間を1日ほど短くする効果が期待できます。ただし、多くのお子さんは薬を使わなくても数日で自然に回復します。年齢・症状の重さ・基礎疾患の有無をみて、使うかどうかを判断します。当院では、お子さんの状態に合わせてご提案します。 高熱のときの「異常行動」に注意 インフルエンザの高熱の間、急に走り出す・部屋から飛び出そうとする・おびえてあばれるといった異常行動がみられることがあります。これは以前、特定の薬が原因ではないかと心配されましたが、抗インフルエンザ薬を使ったかどうかにかかわらず、インフルエンザそのものでも起こりうるとされています。厚生労働省は、発熱から少なくとも2日間は、就寝時も含めてお子さんを一人にしないこと、玄関や窓の施錠、高層階では窓やベランダからの飛び出し対策をすることをすすめています。なお、かつての「10代へのタミフルの使用制限」は2018年に解除されています。 予防・ワクチン 基本の予防はワクチン・手洗い・咳エチケットです。インフルエンザワクチンは重症化を防ぐ助けになります。生後6か月から13歳未満のお子さんは、2〜4週間あけて2回接種します(4週間あけるのが望ましいとされています)。効果が出るまでに接種後2週間ほどかかり、流行前に終えるため、例年は10〜12月上旬まで、昨季の早い流行を踏まえると10月のうちの開始がおすすめです。 ワクチンには、注射のタイプ(不活化ワクチン)と、鼻にスプレーするタイプ(経鼻の弱毒生ワクチン)があります。経鼻タイプは2歳から18歳が対象で、原則1回です。ただし、ぜんそくのあるお子さんなどは、注射のワクチンがすすめられます。どちらが向いているかは診察でご相談ください。なお、2026〜2027年シーズンのワクチンは、A型2種類とB型1種類(ビクトリア系統)を含む「3価」です(近年みられなくなったB型山形系統は含まれません)。 登園・登校(出席停止)の目安 インフルエンザは、学校保健安全法で「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」出席停止と定められています。発症日・解熱日はその日を数えず、翌日から数えます。「5日たった」だけでは足りず、解熱後の日数も両方満たす必要があります。園や学校によっては登園(登校)届が必要なことがあるため、あわせてご確認ください。 当院でできること 当院では、お子さん一人ひとりの年齢・症状・基礎疾患をみて、検査や薬が本当に役に立つかを考えてご提案します。熱の高さだけにとらわれず、水分がとれているか・機嫌や活気はどうか・呼吸の状態はどうかをみて、けいれんや脳症などの重症化のサインを見逃さないことを大切にしています。ワクチンは、お子さんの年齢や体質、ごきょうだいの予定にあわせて、接種の時期や回数、注射・経鼻の選び方をご相談します。心配なときは早めにご相談ください。 当院でよくある質問 Qインフルエンザのワクチンはいつ受ければいいですか?流行が本格化する前、例年は10月から12月上旬までに接種を終えるのが目安です。ワクチンの効果が出るまでには接種後2週間ほどかかります。昨シーズンは9月ごろから早く流行が始まったため、今シーズンは10月のうちに接種を始めることをおすすめします。生後6か月から13歳未満のお子さんは、2〜4週間(4週間が望ましい)あけて2回接種します。 Q熱が出たら、すぐ受診して検査したほうがいいですか?発熱してすぐは、検査をしてもウイルスが十分に増えておらず、陰性に出てしまうことがあります。ぐったりしている・呼吸が苦しそう・水分がとれないなどのサインがなければ、発熱から半日〜翌日ごろの受診でも間に合うことが多いです。ただし、けいれんや意識がはっきりしないなどの様子があるときは、時間にかかわらずすぐに受診してください。検査をするかどうかは、お子さんの状態や治療に役立つかをみて判断します。 Q抗インフルエンザ薬は必ず飲む必要がありますか?必ずしも必要ではありません。多くのお子さんは、薬を使わなくても数日で自然に回復します。抗インフルエンザ薬は、発症からおよそ48時間以内に使うと、熱の続く期間を1日ほど短くする効果が期待できますが、年齢や重症度、基礎疾患の有無をみて使うかどうかを判断します。薬を使う・使わないにかかわらず、水分と休息が大切です。 Q子どもがインフルエンザのとき、気をつけることはありますか?高熱の間、急に走り出す・飛び出そうとするなどの「異常行動」が起こることがあります。これは抗インフルエンザ薬を使ったかどうかにかかわらず、インフルエンザそのものでも起こりうるとされています。厚生労働省は、発熱から少なくとも2日間は、就寝時も含めてお子さんを一人にしないこと、玄関や窓の施錠、高層階では窓やベランダからの飛び出し対策をすることをすすめています。なお、以前あった「10代へのタミフルの使用制限」は2018年に解除されています。 Q保育園・学校はいつから行けますか?学校保健安全法では、インフルエンザは「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」出席停止と定められています。発症日・解熱日は数えず、その翌日から数えるのが一般的です。両方の条件を満たすまでお休みが必要で、園や学校によっては登園(登校)届が必要なことがあるためご確認ください。 あわせて読みたい 子どもの発熱|原因・受診の目安・家でのケア 子どもの熱、何度で病院に行く?受診の目安 熱性けいれんを起こしたら|その場の対処と受診の判断 ご予約・ご相談 高熱やぐったりが気になるとき、インフルエンザのワクチンの時期を相談したいときは、どうぞお気軽にご相談ください。 WEB予約 03-3905-1666 LINE 参考文献・出典 1国立健康危機管理研究機構(JIHS). 感染症発生動向調査週報(IDWR)速報データ 2026年.公式サイト 2東京都感染症情報センター. インフルエンザの流行状況(東京都・2025-2026年シーズン).公式サイト 3厚生労働省. インフルエンザ(総合ページ).公式サイト 4世界保健機関(WHO). Recommendations for influenza vaccine composition for the 2026-2027 northern hemisphere season(2026年2月27日).公式サイト 5国立健康危機管理研究機構(JIHS)IASR. 令和7(2025)年度インフルエンザワクチン用製造株とその推奨理由.公式サイト 6厚生労働省. 季節性インフルエンザワクチン等製造株検討小委員会資料(令和8年5月26日).公式サイト 7学校保健安全法施行規則(e-Gov法令検索).公式サイト 本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。お子さんの症状はひとりひとりの状態によって異なります。気になる症状があるときは、自己判断なさらず医療機関にご相談ください。流行状況・ワクチンの内容は時期により変わります。最新の情報もあわせてご確認ください。

RSウイルス感染症とは|症状・重症化のサイン・家でのケア

RSウイルス感染症とは|症状・重症化のサイン・家でのケア

小児科 執筆:金尚英(日本小児科学会認定小児科専門医・日本アレルギー学会認定アレルギー専門医) │ 最終更新 2026.8.11 結論RSウイルス感染症は、乳幼児にとても多い呼吸の感染症です。多くは鼻水・咳・発熱のかぜのような症状で数日〜1週間ほどで回復しますが、生後まもない赤ちゃんでは細気管支炎や肺炎に進み、呼吸が苦しくなることがあります。ゼーゼーする・呼吸が速い・母乳やミルクが飲めない・ぐったりは受診のサインです。特効薬はなく、水分と呼吸のケアで回復を支えます。2歳までにほぼすべての子が一度はかかり、その後もくり返し感染します。 RSウイルス感染症とは RSウイルスは、世界中でみられるありふれた呼吸器のウイルスです。感染力が強く、2歳までにほぼすべての子どもが少なくとも一度は感染するとされています。一度かかっても十分な免疫は残らず、一生のあいだくり返し感染しますが、多くは二度目以降のほうが軽く済む傾向があります。報告される患者さんの多くは0〜1歳の赤ちゃんで、初めての感染ほど症状が強く出やすいのが特徴です。 流行する時期は年によって変わります。以前は秋から冬にかけての病気と考えられていましたが、近年は夏から増え始める年や、春から初夏にかけて広がる年もあり、「この時期だけ」と決めつけられません。季節を問わず、赤ちゃんの咳や鼻水が続くときには頭の片隅に置いておきたい感染症です。 症状と経過 鼻水・咳はじめは鼻水や咳といった、ふつうのかぜと見分けのつきにくい症状で始まります。潜伏期間はおよそ2〜8日です。 発熱熱が出ることが多く、数日続くことがあります。熱の高さだけで重さが決まるわけではありません。 ゼーゼー(喘鳴)・咳込み咳が強くなり、ゼーゼー・ヒューヒューと苦しそうな呼吸になることがあります。ここが、ふつうのかぜと分かれる大事なポイントです。 多くのお子さんは、かぜのように数日から1週間ほどで回復します。一方で、生後まもない赤ちゃんや、初めての感染では、細気管支炎(気管支の細い部分の炎症)や肺炎に進み、呼吸が苦しくなることがあります。とくに早産で生まれた赤ちゃんや、心臓・肺に持病のある赤ちゃんは重くなりやすいため、気になる症状があるときは主治医にご相談ください。 重症化のサインと受診の目安 RSウイルスでいちばん大切なのは、熱の高さよりも「呼吸の様子」と「水分がとれているか」です。次のサインを目安にしてください。 すぐ相談・救急呼吸が速く苦しそう/肋骨の下や胸がペコペコへこむ(陥没呼吸)・小鼻がピクピクする/唇や顔色が悪い/母乳・ミルク・水分が飲めずおしっこが半日以上出ない/短い時間でも呼吸が止まる/ぐったりして反応が鈍い。夜間・休日はまず#8000や近隣の救急病院に電話でご相談を。 早めに受診ゼーゼー・咳込みが強い/咳や熱が数日続き悪化している/哺乳量や食事がふだんの半分くらいに減った/機嫌が悪く元気がない。生後6か月未満の赤ちゃん、早産児、心臓・肺に持病のあるお子さんは、とくに早めの受診を。 家でケアしながら様子を鼻水・咳・熱はあるが、水分がとれていて呼吸が楽そうで、機嫌もまずまず。多くはかぜとして数日〜1週間で軽快します。 検査について RSウイルスには鼻の奥をぬぐって調べる迅速検査がありますが、多くのお子さんでは、検査の必要性は高くありません。RSウイルスに限らず、治療の方針は「どのウイルスか」という病名そのものよりも、呼吸の状態や全身の様子で決まるからです。検査でRSウイルスと分かっても、外来での治療(対症療法)が変わることは多くないため、検査を行わないことも少なくありません。 一方で、検査が役に立つ場面もあります。入院してほかのお子さんと部屋を分ける必要があるときや、発熱が長引く・呼吸の状態が悪くなるなどで、原因をはっきりさせたほうがよいときです。なお、迅速検査を保険で受けられるのは、入院中の患者さん・1歳未満の赤ちゃん・重症化予防の注射(抗体製剤)の対象となるお子さんなど、条件が決まっています。当院では、検査そのものよりも、お子さんの呼吸・水分のとれ方・機嫌をみることを大切にし、検査が判断に役立つときにご提案します。 治療と家でのケア RSウイルスに効く特効薬(抗ウイルス薬)はなく、つらい症状をやわらげながら回復を待つ対症療法が基本です。ウイルスの感染症なので抗生物質(抗菌薬)は効きません。呼吸が苦しい・水分がとれないなど重い場合は、酸素や点滴などの治療のために入院が必要になることもあります。おうちでは、次のようなケアが症状をやわらげる助けになります。 水分をこまめに母乳・ミルク・麦茶・経口補水液などを、少しずつこまめに。一度にたくさんより、回数を増やすのがコツです。 鼻づまりのケア鼻水がたまると哺乳や睡眠がしにくくなります。鼻吸い器でこまめに吸ってあげると楽になります。 加湿と休息部屋の空気を乾かしすぎないようにし、体を休められる環境を整えます。 授乳は少量頻回に苦しくて一度に飲めないときは、量を減らして回数を増やすと、水分と栄養をとりやすくなります。 熱があるときの過ごし方は熱があるとき家でできるケアを、熱のつらさをやわらげる薬については解熱剤の使い方もあわせてご覧ください。 予防 基本の予防は手洗いと咳エチケットです。RSウイルスは、年長のお子さんや大人の軽いかぜから赤ちゃんにうつることが多いため、家庭の中での持ち込み対策が大切です。外から帰ったら手を洗う、赤ちゃんに触れる前に手を清潔にする、症状のある人はマスクをする、タオルやコップを分ける、といった工夫が役立ちます。 重症化しやすい赤ちゃんには、それを防ぐ注射(抗体製剤)があります。早産で生まれた赤ちゃんや、心臓・肺に持病のあるお子さんなどが対象で、当てはまるかどうかは主治医とご相談ください。また、2026年4月から、妊婦さんへのRSウイルスワクチンが定期接種の対象になりました。妊娠の後期に接種することで、生まれてくる赤ちゃんを生後数か月のあいだ守ることが期待されます。接種の対象や進め方は、かかりつけの産科や、お住まいの自治体(赤羽の方は東京都北区)の案内でご確認ください。 保育園・登園の目安 RSウイルス感染症には、法律で決められた出席停止の日数はありません。咳などの呼吸器の症状が落ち着き、全身状態が良ければ登園できるのが目安です。ただし、園によっては登園届や意見書などの書類が必要なことがあるため、通われている園にもご確認ください。「何日休めばよい」と一律に決まっているわけではなく、赤ちゃんの回復の様子に合わせて判断します。 当院でできること 当院では、RSウイルスかどうかの検査結果だけにとらわれず、赤ちゃんの呼吸の状態・水分がとれているか・機嫌や活気をみて、重症化のサインを見逃さないことを大切にしています。とくに生後まもない赤ちゃんは注意深く経過をみて、入院や専門的な治療が必要と判断したときは、対応できる医療機関へ速やかにご紹介します。ご家庭でのケアの仕方や、どんなときに受診すればよいかも、その子の月齢や状態に合わせてお伝えします。心配なときは早めにご相談ください。 当院でよくある質問 QRSウイルスに抗生物質(抗菌薬)は効きますか?効きません。RSウイルスはウイルスの感染症で、抗菌薬は細菌に対する薬のためです。特効薬はなく、水分をとりながら呼吸や睡眠を助ける対症療法で回復を待ちます。中耳炎や肺炎など細菌の感染を合併したときには、必要に応じて抗菌薬を使うことがあります。 Q一度かかれば、もうかかりませんか?くり返しかかります。RSウイルスは終生免疫が得られず、一生のあいだ何度も感染します。ただし、多くは二度目以降のほうが軽く済む傾向があります。だからこそ、初めて感染する低月齢の赤ちゃんほど注意が必要です。 Q上の子や大人からうつりますか?うつります。年長のお子さんや大人では軽いかぜ程度で済むことが多いのですが、そこから生後まもない赤ちゃんにうつると重くなることがあります。「ただのかぜだから」と油断せず、赤ちゃんがいるご家庭では、手洗い・咳エチケット・タオルを分けるなどの対策をおすすめします。 Q必ず検査を受けたほうがいいですか?必ずしも必要ではありません。RSウイルスに限らず、治療の方針は病名よりも呼吸の状態や全身の様子で決まるため、検査でRSウイルスと分かっても、外来での治療が変わることは多くありません。そのため、外来では検査を行わないことも少なくありません。入院してほかのお子さんと部屋を分ける必要があるときや、発熱が長引く・呼吸の状態が悪くなって原因をはっきりさせたいときには、検査をすることがあります。なお、迅速検査を保険で受けられるのは、入院中・1歳未満・重症化予防の注射の対象となるお子さんなど、条件が決まっています。当院では、検査そのものよりも、お子さんの呼吸や水分・機嫌をみることを大切にしています。 Q保育園はいつから行けますか?RSウイルス感染症には、法律で決められた出席停止の日数はありません。咳などの呼吸器の症状が落ち着き、全身状態が良ければ登園できるのが目安です。ただし、園によって登園届や意見書が必要なことがあるため、通われている園にご確認ください。必要であれば診察の際にお申し出ください。 あわせて読みたい 子どもの発熱|原因・受診の目安・家でのケア 熱があるとき家でできるケア|水分・食事・お風呂 プール熱(咽頭結膜熱)とは|症状・うつり方・登園の目安 ご予約・ご相談 赤ちゃんの咳やゼーゼーが気になる・呼吸が苦しそうなど、RSウイルスかなと思ったら、どうぞお早めにご相談ください。 WEB予約 03-3905-1666 LINE 参考文献・出典 1厚生労働省. RSウイルス感染症に関するQ&A(令和8年4月27日改訂).公式サイト 2国立健康危機管理研究機構(JIHS). IDWR 2025年第9号<注目すべき感染症>RSウイルス感染症.公式サイト 3公益社団法人日本小児科学会. RSウイルス感染症(一般向け).公式サイト 4日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会. 日本におけるニルセビマブの使用に関するコンセンサスガイドライン(2024年5月22日/2025年8月31日改訂).PDF 5こども家庭庁. 保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版・2023年5月一部改訂).PDF 6東京都保健医療局. 妊婦の方へのRSウイルスワクチン定期予防接種.公式サイト 7国立健康危機管理研究機構(JIHS). RSウイルス母子免疫ワクチンと抗体製剤 ファクトシート(令和7年10月22日).PDF 本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。お子さんの症状はひとりひとりの状態によって異なります。気になる症状があるときは、自己判断なさらず医療機関にご相談ください。

理事長・院長先生

ごあいさつ GREETING

赤羽小児科クリニックは、小児科・アレルギー科の専門医が在籍する地域密着型のクリニックです。1986年に北区赤羽西四丁目で開院し、1992年に現在の赤羽西一丁目へ移転しました。以来30年以上にわたり、地域のホームドクターとして多くの患者様とそのご家族の健康を支えてまいりました。

私たちは、お子様はもちろん、ご家族の皆様にも寄り添い、安心して通えるクリニックを目指しています。成長を見守りながら、一人ひとりに合った丁寧な診療を心がけています。

スタッフ一同、温かく信頼できる医療を提供できるよう努めております。体調のこと、アレルギーのこと、どんな小さなお悩みでもお気軽にご相談ください。

理事長 金 保洙 Kin Bosu

院長 金 尚英 Kin Naohide

赤羽小児科クリニックが選ばれる理由 REASON

予約なしでも来院可能

予約なしでも来院可能

お子さまの体調の変化は突然のもの。当クリニックでは、一般診療は予約なしで受診いただけます。「今すぐ診てほしい」という親御さんの気持ちに寄り添い、思い立ったときにすぐ受診できる体制を整えています。
発熱症状がある場合は、”発熱外来(予約制)”でのご案内となります。あらかじめお電話でご相談ください。

予約なしでも来院可能

小児・アレルギーの専門医が在籍

小児科では小児総合診療を掲げ、あらゆる小児疾患に対応しておりますが、とくにアレルギー疾患と皮膚疾患には力を入れています。
食物アレルギーや気管支喘息、アトピー性皮膚炎などに精通した専門医が在籍し、専門的な診断と治療を通して、お子様の健やかな成長をサポートいたします。

お子様だけでなく、家族ぐるみで

お子様だけでなく、家族ぐるみで

お子様の成長を見守るだけでなく、ご家族全員の健康を長く支える“ホームドクター”を目指しています。
小児科を卒業した後も、引き続きかかりつけ医としてちょっとしたお悩みもご相談いただけるので、日々の健康管理も安心。地域の皆様にとって、いつでも頼れる存在でありたいと願っています。

常時ワクチン接種対応可能

常時ワクチン接種対応可能

予防接種は、お子様の健やかな成長を守るために欠かせない大切なステップです。当クリニックでは定期接種・任意接種を含む各種ワクチンを常時取り揃え、年齢や体調、保護者のご都合に合わせたスケジュールをご提案します。副反応への不安や気になることも、どうぞお気軽にご相談ください。

地域に根ざして40年

地域に根ざして40年

1986年の開院以来、40年にわたり北区赤羽西の皆様の健康を支えてきました。お子様の病気の窓口として、相談しやすいクリニックを目指しています。当クリニックはコミュニケーションを大切にした、分かりやすい診療を目指します。地域に密着した温かい医療を提供し、これからも皆様に寄り添うクリニックを目指します。

よくある質問 FAQ

予約無しで受診することは可能ですか?
はい、予約がなくても受診いただけます。お気軽にご来院ください。
発熱した場合、どのように受診すればよいですか?

発熱外来につきましては、お電話での事前予約が必要です。ご来院前にご連絡をお願いいたします。

大人だけでも受診できますか
はい、大人の方のみでも受診いただけますので、ご安心ください。
クレジットカードでのお支払いは可能ですか?

はい、各種クレジットカードでのお支払いに対応しております。

待ち人数を確認する方法はありますか?

院外から「ITicket」をご利用いただくことで、最新の待ち人数をリアルタイムでご確認いただけます。

紹介先・提携病院のご紹介 AFFILIATES

当クリニックは、下記医療機関と診療連携を結んでいますので、入院や精密な検査が必要な際には、適切なタイミングでのご紹介が可能です。病気の専門性により、下記以外の医療機関をご紹介する場合もございます。
また、近隣の他科クリニック様とも連携を密にしておりますので、ご紹介させていただく場合もございます。

博慈会記念総合病院
日本大学医学部附属板橋病院
帝京大学附属病院
東京北医療センター

アクセス・クリニック情報 Access&Information

外観

〒115-0055 東京都北区赤羽西1-18-11

診療時間
09:00~12:00 ⚪︎ ⚪︎ ⚪︎ ⚪︎ ⚪︎ ★ ★
14:30~18:30 ⚪︎ ⚪︎ ⚪︎ ⚪︎ ⚪︎ / /

9:00~13:00 休診日 : 土曜午後・日曜午後・祝日

最終受付は診療時間の15分前です。

月曜、火曜、金曜、土曜、第3日曜は2診体制です。

医師の希望がある場合は受付時にお申し出下さい。

定期予防接種は予約なしで接種可能です。
(一部予約制あり。詳細は予防接種ページをご確認ください。)

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