舌下免疫療法 Medical

免疫療法は花粉症、通年性アレルギーに対する体質改善の治療とも言われ、根本的治療として期待されています。
薬物療法に比べて長期的に症状を寛解に導く可能性があります。
また、注射による皮下免疫療法に代わり、舌下免疫療法が出現し患者様も治療を続けやすくなりました。

治療選択のご相談や治療開始にあたっての事前検査なども随時受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。


Doctors Fileさんの取材でも免疫療法に関してpick upしていただき、院長が特徴などを説明しています。是非ご覧ください。

ドクターズ・ファイル

舌下免疫療法(スギ、ダニ)

現在スギ花粉が飛散しているためスギの舌下免疫療法に関しては新規の受付は停止しております。
GW明けから開始予定です。(2025.3)

スギアレルギー、ダニアレルギーが確定した患者様に対して舌下免疫療法で治療を行います。
毎日1錠、決められた時間に舌下保持の後内服(もしくは吐き出す)します。


スギ花粉飛散時期の治療開始は避けるように推奨されています。
そのため、例年5月のGW明けから新規の患者様の治療は開始可能です。


治療期間は3〜5年間が推奨されており、治療終了後もしばらく効果が持続します。
患者様によっては治療開始後、初回のシーズンから効果発現が認められます。


初回治療は院内で舌下錠を内服していただき、アレルギー症状が出ないことを確認します。
30分ほどの症状観察が必要なため時間に余裕を持って来院してください。

費用


小児は医療助成が利用できるため基本的には自己負担なく治療可能です。
東京都は高校卒業まで無料で治療を受けることができます。

高校卒業相当以上の年齢の方は保険診療になります。
自己負担3割の場合、診察費用・薬剤料も含めて、自己負担で月々2000円前後です。

皮下免疫療法

アレルゲンを皮下注射で投与する治療法です。
週1回の通院と、注射が必要になります。


メリットとしては統計的に舌下錠より効果が高い点にあります。
デメリットとしては月1〜数回程度通院を要する点と皮下注射が必要になることです。

免疫療法に関しては、患者様と相談し治療選択をさせていただいております。
希望の治療がある場合は、お申し出ください。

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金 尚英

執筆者

金 尚英KIN NAOHIDE

副院長

赤羽小児科クリニックの副院長、金 尚英(きんなおひで)です。私自身、二児の父親として子育てに奮闘する毎日を送っております。
その実体験を活かしながら、皆様のホームドクターとして、信頼に応えられるようこれからも学び続け、成長してまいります。
必要な時にいつでも頼れる存在として、ちょっとした体調の不安や育児のお悩みなども、ぜひお気軽にご相談ください。

所有資格

  • 2011年 日本大学医学部医学科 卒業
  • 2011年4月〜 川口市立医療センター 初期臨床研修(小児コース)
  • 2013年4月〜 日本大学医学部小児科入局 附属病院にて後期研修
  • 2015年4月〜 あしかがの森足利病院へ医局派遣
  • 2015年10月〜 沼津市立病院へ医局派遣
  • 2016年10月〜 都立広尾病院へ医局派遣
  • 2020年4月〜 赤羽小児科クリニック 副院長就任